歴史・文化財
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蓮田市内の石造物の種類と数
菩薩2 観音菩薩
聖観音(しょうかんのん)
聖観音 は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊で、六観音の一つでもあります。観音菩薩(観世音菩薩、観自在菩薩)像には、さまざまな形態のものがありますが、このうち、多面多臂などの超人間的な姿ではない、1面2臂の像を指して聖観音と称しているようです。持物(じもつ)は左手に蓮華を持つのが一般的ですが、必ずしも一定していないようです。
観音像の標識としてもっとも見分けやすいものは、頭上、頭髪部の正面に化仏(けぶつ)と称する阿弥陀如来の小像を置くことで、この点は千手観音など他の観音像にも共通した特色です。
像容と持物
観音像には十一面観音、千手観音、如意輪観音など、多面多臂の変化(へんげ)観音と、こうした超人間的な姿ではない、1面2臂の観音像とがあり、後者を指して「聖観音」または「正観音」と称するようです。
密教では聖観音、十一面観音、千手観音、如意輪観音、馬頭観音、准胝(じゅんてい)観音(または准胝観音に代えて不空羂索観音)を「六観音」と称しています。
「観音」か「聖観音」か…?
1面2臂の観音像がすべて「聖観音」と呼称されているわけではありません。阿弥陀三尊のうちの左脇侍像として安置される観音像については、単に「観音菩薩像」と言うのが普通で、「聖観音」と称するのは、独尊像として祀られる場合にほぼ限られています。
また、1面2臂の独尊像でも「聖観音」と呼ばれていない例が多々あり、たとえば、奈良・法隆寺には「百済観音」、「夢違観音(ゆめちがいかんのん)」、「救世観音(くせかんのん)」と通称される国宝の観音像3体がありますが、これら3体とも国宝指定の際の正式名称は「観音菩薩立像」であり、正式名称としても通称としても「聖観音」とは言いません。
「聖観音」と一般に呼ばれ、寺院側でもそのように称している像のうち、著名なものとしては、奈良・薬師寺東院堂の本尊像(奈良時代、国宝)、奈良・不退寺本尊像(重文)、京都・鞍馬寺像(重文)などが挙げられます。