歴史・文化財
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蓮田市内の石造物の種類と数
供養塔10 無縫塔(むほうとう)
無縫塔は、主に僧侶の墓塔として使われる石塔(仏塔)。塔身が卵形という特徴があり、別に「卵塔」とも呼ばれます。また、墓場のことを「卵塔場」とも言うようです。
無縫塔の各部と名称形式としては2種類あり、ひとつは基礎の上に請花をのせ、その上に丸みをおびた長い卵形の塔身をのせるものです。もうひとつは、基礎の上に六角または八角の竿と呼ばれる台座の上に中台、請花、卵形塔身がのります。卵形塔身は前者のほうが長く、後者は低い。
基礎の下には脚、返花座(かえりばなざ)が据えられることが多いようです。また、竿、中台、請花には格座間などの総力が施されている場合がある。卵形塔身は、時代によって形が微妙に変化する。
なお、この卵形塔身に縫い目がない(ひとつの石だけで構成されている)ことから無縫塔の名で呼ばれるようです。
石塔の歴史
中世期の石塔は、それまでのもろい凝灰岩から硬質の花崗岩や安山岩の利用といった材質の変化、また関東に入った大蔵系石工の活躍や技術の進歩、大陸から入った禅宗を含む鎌倉新仏教の台頭などによって、複雑な形を持った新たな形式が数多く登場しました。
平安期からの五輪塔をはじめ、鎌倉期には宝篋印塔、板碑、狛犬などが新たに造られるようになりました。
無縫塔も、鎌倉期に禅宗とともに大陸宋から伝わった形式で、現存例は中国にもある。当初は宋風形式ということで高僧、特に開山僧の墓塔として使われた。近世期以後は宗派を超えて利用されるようになり、また僧侶以外の人の墓塔としても使われました。 現在でも寺院の墓地に卵塔が並んでいたら、ほぼ歴代住持の墓でしょう。