歴史・文化財
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蓮田市内の石造物の種類と数
供養塔11 板碑(いたび)
「板碑(いたび)」とは、「板石塔婆(いたいしとうば)」とも呼ばれ、死者の供養のために建立する卒塔婆の一種で、追善(順修)供養、逆修板碑などがあります。特に典型的なものとしてイメージされる武蔵型板碑は、秩父産の緑泥片岩を加工して造られるため、青石塔婆(あおいしとうば)とも呼ばれています。
長瀞町に存在する「野上下郷石塔婆」は、日本一大きい板碑であり高さ5.37メートル、幅1.2メートル、厚さ12センチメートルを測り、産出地ならではの大きさを誇ります。
板碑は、埼玉県で発見された嘉禄3年(1227年)銘のものが最も古く、鎌倉時代には僧侶や武士によって造作もしっかりした大型板碑が造られ、室町時代になると、一般庶民にも広がり小型化します。
板碑分布地域は主に関東ですが、日本全国に分布しています。形状や石材、分布地域によって武蔵型、下総型などに分類されますが、武蔵型とは秩父・長瀞地域から産出される緑泥片岩という青みがかった石材で造られたものを指しますが、阿波周辺域からも同様の石材が産出するため、主に関東平野に流通する緑泥片岩製の板碑を武蔵型、四国近辺に流通していたものを阿波型と分類しています。また下総型とは主に茨城県にある筑波山から産出される黒雲母片岩製の板碑を指しています。
板碑は中世仏教で使われた供養塔である。基本構造は、板状に加工した石材に梵字=種子(しゅじ)や被供養者名、供養年月日、供養内容を刻んだものである。頭部に二条線が刻まれる。実際には省略される部位分もあります。
因みに、現代の卒塔婆に繋がるものです。