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蓮田市内の石造物の種類と数

公開日 2009-01-04

供養塔2 宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印塔の名は、内部に『宝篋印陀羅尼経』を納めたことに由来します。『宝篋印陀羅尼』とは、一切如来の全身舎利の功徳を集めた呪であって、四十句からなる。これを誦すれば、地獄の先祖に極楽に至り、百病・貧窮の者も救われるとも言われます。


宝篋印塔の各部と名称最上部の棒状の部分は相輪と呼ばれる。相輪は、頂上に宝珠をのせ、その下に請花(うけばな)、九輪(宝輪)、伏鉢などと呼ばれる部分がある。相輪は宝篋印塔以外にも、宝塔、多宝塔、層塔などにも見られるもので、単なる飾りではなく、釈迦の遺骨を祀る「ストゥーパ」の原型を残した部分と考えられます。相輪の下には笠があり、この笠の四隅には隅飾(すみかざり)と呼ばれる突起があります。笠の下の方形の部分は、塔身(とうしん)、さらにその下の方形部分は基礎と呼ばれます。

宝篋印塔の基本構造と名称

宝篋印塔の基本構造と名称

この塔身部に四角の輪郭が刻まれずに基礎部の格座間がひとつの型が関西形式と呼ばれる基本の型です。塔身に四角の輪郭を刻まれて基礎部に格座間(こうざま)がふたつあるものは関東形式と呼ばれます。名称の通り、関西形式は関西地方に、関東形式は関東地方に分布する。


宝篋印塔の基本形式は、以上の通りですが、時代・地方により、多少の違いが見られる。例えば頂上部の宝珠については、時代が下るとともに、膨らみが失われ、室町期・江戸期を通して先端が尖っていくという特徴がある(この特徴は宝珠全体のもので、先述の五輪塔・宝塔・石灯籠・擬宝珠(ぎぼし)においても同様である)。隅飾は、同じように時代が下るごとに、外側へ張り出す傾向があり、江戸期には極端に反り返る隅飾になった。基礎部下の基壇も、次第に返花座などの飾りをもたない方形石の基壇となる。また、塔身・基礎部の大きさの違いをはじめ、塔身に種子、仏像のレリーフを刻む、二重輪郭をとるなど、塔によって様々な形態があります。


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