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蓮田市

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蓮田市内の石造物の種類と数

公開日 2009-03-11

蓮田市内の石造物から見える特色

蓮田市内の石造物から見える特色

蓮田市内には、上記表のように多くの石造物が建立されていますが、これらのデータから推し量れるいくつかをまとめると次のとおりです。
(1)馬頭観音(ばとうかんのん)』がどの村にもまんべんなく分布し100基もの数があることは、江戸時代の農耕に『馬』が非常に重要であり、重用されたいたことを物語る資料と言えるでしょう!今でも残る古い民家では、牛馬は母屋の中にその飼育場所があることも珍しくないことからもその重要性は推し量ることが出来ます。
(2)地蔵(じぞう:104基)』や『庚申塔(こうしんとう:65基)』は多く存在していますが、当時の信仰に係わる資料として現在まで伝わるものであり、ほぼ旧村落にまんべんなく建立されています。また、庚申信仰はつい最近まで行なわれていたものも多く、民俗行事調査からも窺い知れるものです。また、『稲荷(いなり:8基)』と多く、まんべんなく旧村落に分布することも「稲荷信仰」への密着の深さがうかがえます。ここに挙げた個数は、各家のものは含まれていませんので、各家の稲荷関係の石造物も加えたら、相当な数になることでしょう。また、『初午(はつうま)』と呼ばれる民俗信仰も最近まで各地区で行なわれており、様々な行事が当時の人々にとって、信仰の対象となりながらも余暇の対象としても並存していたことをうかがい知ることが出来るでしょう!!
(3)力石(ちからいし)』も46基と多く、ほぼ旧村落にまんべんなく残されています。当時でも「農閑期」に力比べをしながら、村の人々で余暇を楽しんだことでしょう…!?
(4)地蔵や無縫塔に下蓮田に偏在する傾向も見えますが、これは、この地区に所在するお寺にあるもので、当時からあったものか?その後に地区内のものが集められたものか?は知ることが出来ませんでした。
(5)道標(みちしるべ)は、単独で存在するものは僅かに4基ですが、庚申塔などに刻まれているものも含めると合計52基が市内に存在しています。江戸時代後期以降の蓮田市周辺の人の動きを窺うことが出来ます。その名残りは、様々な地区の道路脇に存在する道標からも読み取ることが出来ますが、貝塚に存在する庚申塔も兼ねた道標には、元荒川方面に向かって「川越場」という言葉が刻まれています。これに対し、綾瀬川の傍にある道標には、綾瀬川に向かって「橋を渡って○○」と刻まれており、当時の河川の渡り方を知ることもできる貴重な資料となっています。
(6)板碑は、「板石塔婆(いたいしとうば)」と呼ばれる他の石造物と比較すると更に古い時代の中世に造られたものですが、中世寺院が存在したと思われる地域(江ヶ崎や下蓮田)には多く存在していますが、その他の地域は散在する傾向も見えますが、これらは表に残されているものであり、発掘調査によって今はなくなってしまった中世寺院等の調査が行なわれれば、その数は大きく変わってくることと思われます。


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