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更新日:2018年6月14日

広報はすだ2018年6月号・特集(市長に聞く)

平成30年5月20日に執行された蓮田市長選挙で当選し、4期目を迎えた中野和信市長に、これまでと今後の市政運営について聞きました。

市長として蓮田市と歩んできた12年

平成18年の当選から12年。総括すると、当初予想していたよりもさまざまな事業が実現したり、具体化したりと、順調に進んだ12年間であったのではないかと思います。

市長になった当初、市の財政状況はだいぶ悪化しており、各事業も止まっている状況でした。いちばん象徴的だったのが、平成18年度に策定されているべきだった、市の10年間の指針を定める第4次総合振興計画が出来ていなかったことです。既存の第3次総合振興計画は計画期間が終了していたため、すぐに第4次総合振興計画の作成に取り掛かり、平成20年4月から計画に基づいた事業をスタートしました。このような経緯もあり、第4次総合振興計画は私にとって、蓮田市長の仕事を進めていく上での大事なベースとなっていました。その計画を基に、平成20年度から平成29年度までの10年間、事業を通して理想の街づくりを行ってきました。市民の皆さんのご協力もあり、着実な市政運営ができたと感じています。

3つの柱子育て・教育・基盤整備

蓮田市は比較的早い時期に、高齢化社会を迎えている街です。街として、この高齢化社会を支えていく「力」を付けるためにも、子育て・教育・基盤整備の3つの柱を進めることが重要であると考えています。

子育てについては、第4次総合振興計画の施策として位置付けていた、蓮田ねがやど保育園の新設をはじめとして、蓮田みぬま保育園の新設や中央保育園の園舎のリニューアルを行ってきました。学校においては、校舎の耐震補強と全ての普通教室へのエアコン設置が完了しました。

施設面だけではなく、教育力を高めることも、子育て世代のかたにとって、住む場所を決めるための重要な選択肢の一つになると思います。昨年の国・県の学力学習状況調査では、蓮田市の小・中学生が各科目とも県内トップクラスの結果となりました。昨年から開始した、はすだっ子ペンの達人事業等、子どもたちの学ぶ力を育むような取組みを今後も継続していきます。

都市基盤の整備については、将来の財源の確保の必要性も考え、企業の立地を促すために、新たに産業集積ゾーンの位置付けを行いました。昨年度から産業団地整備課を設置し、現在は高虫地区で、初の産業団地として開発するための調整を着々と進めています。

大型事業の実現

長年進めてきた馬込・下蓮田、黒浜各地区の土地区画整理事業が終了し、待望の総合文化会館も完成しました。財政状況も安定していますので、これからはそれらに投資していた財源を新たな事業に活用できるようになります。

本年度から第5次総合振興計画がスタートしました。まずは第4次総合振興計画から継続している、蓮田駅西口再開発ビルの建設や東保育園の増築、新サービスエリアの整備、国指定史跡黒浜貝塚の史跡公園化、産業団地の整備を推進していきます。これらの事業を仕上げることによって、蓮田市は更なる新しい展開ができる街になると思っています。

あと数年でたくさんの事業が目に見える形で実現します。今後も市民の皆さんに行政運営を安心して見守っていただけるように、市役所一丸となって事業の推進に努めていきます。

市民の変化と情報発信の課題

私は蓮田で生まれ、蓮田で育ってきました。蓮田は、大きく発展してきましたが、蓮田独自の風景は大きく変わってはいません。しかし、そこに息づく人々は、時の流れとともに入れ変わってきています。蓮田市で暮らすかたがたの人間性や考え方、蓮田に対する思いというのも、かなり変わってきていると思います。

時代に合わせ、市外へのPRの必要性も感じ、広報大使やマスコットキャラクター「はすぴぃ」にも活躍してもらっています。しかし、市民はもっと蓮田市に関するさまざまな情報を求めているように感じます。広報紙や新聞よりも早く、イベントや市に関する情報を知りたい。そういった声を感じています。ホームページやSNSは、その要望に応えるために必要な情報伝達手段です。粛々と市政運営を行っていくと同時に、より積極的に市民と情報を共有するためのパイプを持つ努力をする、情報伝達手段を充実させていくことが、今後の課題です。市としても、市民の皆さんにさまざまな事業を知っていただきたい、理解していただきたい、参加していただきたいという思いがあります。情報をできる限り迅速にお伝えし、行政と市民の間でよりよい信頼関係を構築していきます。

土地利用の課題

もう一つ大きな課題と感じているのが、現在、市の総面積27・28平方キロメートルのうち、7割近くを占める市街化調整区域の土地利用計画です。市街化調整区域は、田畑が多く点在する地域です。市街化調整区域の土地の所有者が高齢になり、後継者のいない土地をどのように扱っていくかという問題があります。今後10年間で、もっと深刻な問題となってきます。放置し、荒廃させていくのではなく、市としても考えていかなくてはならないことだと思っています。もちろん優良農地は残しながら、また農業の振興を図りながら、産業団地として整備したり、あるいはドイツで普及しているクラインガルデンのように、余暇の楽しみとして、市民や市外のかたに利用していただく市民農園としたり。何らかの利用の方法を考える必要があります。

目指すべきところへ総合的に前進

新サービスエリアが出来たから、あるいは黒浜貝塚史跡公園が出来たから、ただそれだけで蓮田市が発展することは難しいでしょう。たいせつなのは、総合的に市が発展していくことです。市長として、安定した行政運営を仕切っていくためには、財政を考えながらさまざまな事業をバランスよく調整していくことが重要であると、日々痛感しています。一気に頂点を目指してもうまくいきません。与えられた条件の中で、目指す先を段階的に見定め、蓮田市をリードしていく必要があります。蓮田市は今、更なる発展のための軌道に乗りつつある段階です。長年手掛けてきた事業が順調に完成に向かってきています。今は、とにかく取り組んでいる事業を仕上げていくことです。

選挙では、これまでの行政運営や方針に対して審判を受けているように感じました。今回は、掲げられた三者三様の街づくりの方針の中から、今後の蓮田市の方向性を、市民の皆さんが選んでくださったのだと考えています。多くの具体的な事業を入れ込んだ第5次総合振興計画。この中で定めた225の主要事業を中心に進めていくと、蓮田市は近隣からも抜きん出た街になると思います。必ずこの4年間で、蓮田市の発展につなげるための道筋を付けていきます。

編集

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