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更新日:2019年1月30日

三浦家文書

市指定文化財(No.20)三浦家文書(みうらけもんじょ)

 

個人

三浦家文書1

 

三浦家文書2

市指定有形文化財・文書(平成23年3月30日指定)

三浦家には、大きく分けて医業関係と酒屋を中心とした諸商業関係を示す異なった史料が多く残されています。前者は幕府御殿医の養安院(曲直瀬政雄・政隆時代)とその弟子達の様子を示す書簡と薬種商の仕切り書が多く残され、医療関係でも偏った史料といえますが、これらから、医師たちとの交流、医家の生活、御殿医の考え方の一旦を垣間見ることができます。また、養安院は幕臣でもあるので、その使いで出府する場合などは公用の伝馬を利用でき、先触れや駄賃帳など交通史とも関連する文書も残されています。

一方、後者は幕末期の近在の酒屋(造酒屋)との酒の取引(酒の小売)を示す史料が多く残されています。市内には酒の小売関係を示す史料は他に余り残されておらず、これらの史料から、当時の酒の仕入れ値段から物価変動の様子や需要なども伺い知ることができ貴重です。他に木綿商人や木綿取引に関する取り決めなど在郷商人に関連した文書も残っており、三浦家文書は一括して重要な資料です。

1452点(近世1444点、近代3点、その他5点)は、蓮田市で寄託を受け、季節展示などで活用しております。

お問い合わせ

所属課室:社会教育課文化財保護担当

埼玉県蓮田市大字黒浜2799番地1

電話番号:048-768-3111

内線:162