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更新日:2019年1月30日
埼玉県
県指定有形文化財・考古資料(平成6年3月16日指定)
縄文時代後期~晩期の良好な遺跡で、東埼玉病院内を中心に存在する雅楽谷(うたや)遺跡からの出土遺物(5号、26号土坑一括)であり、一時期の器種の組合せで構成されている15点が指定されています。
5号土壙(どこう)で一括出土した縄文時代晩期初頭の資料は、文様などに後期安行(あんぎょう)式土器の伝統を色濃く残しています。浅鉢、深鉢、注口土器(ちゅうこうどき)、台付鉢など、豊富な器種のセット関係が確認できることなどから、26号土壙出土品とともに、晩期安行式土器の基準的な資料とされいます。
市内には、同時期の遺跡がこの他にも、井沼遺跡(大字井沼)、久台遺跡(東2丁目)とあり、特に久台遺跡からは「透かし彫りの耳飾」や「土偶」等が数多く発見されており、『製塩土器(せいえんどき)』と呼ばれる塩作りに使用されたと考えられている土器も発見されています。
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