蓮田市GIGAスクール構想の取組

GIGAスクール構想とは

1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現しようとする全国で展開される取組のことです。これまでの我が国の教育実践と最先端のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出します。

文部科学省HP「GIGAスクール構想について」（外部サイトへリンク）

蓮田市におけるGIGAスクール構想

蓮田市では、国が掲げたGIGAスクール構想に基づき、市内小・中学校において、全ての児童生徒用の1人1台タブレット端末の整備等を令和2年度に完了しました。本市では、児童生徒の主体的・対話的で深い学びを実現するため、アクティブ・ラーニングの実践を進めており、既に取り組んでいるアクティブ・ラーニングの学習過程にICTを効果的に取り入れることにより、児童生徒にとって興味関心を高める授業を実現することを目標とし、授業の質の向上及び確かな学力の定着を目指します。

GIGAスクール構想の実現に向けたICT活用等計画（PDF：721KB）（令和3年11月25日時点）

導入した学習者用タブレット端末について

本市では、市内小・中学校に在学している児童生徒にタブレット端末を貸与します。なお、導入したタブレット端末の規格等については以下のとおりです。

学習者用タブレット端末詳細
種類	規格等
タブレット端末	ARROWSTabQ5010/EGG(FUJITSU)
端末OS	MicrosoftWindows
学習プラットフォーム	Microsoft365EducationGIGAPromo
学習支援サービス	ラインズeライブラリアドバンス、SKUMENUCloud

タブレット写真

周辺環境の整備

授業を視覚的にもより分かりやすく、興味関心を高めるものにするため、令和3年度は、中学校において普通教室に大型モニター（65型液晶モニター）を配備しました。

また、今後の家庭におけるオンライン学習等を想定し、家庭にインターネットの環境がない世帯への貸出用モバイルWi-Fiを整備しました。

取組について

本市では、整備した情報教育機器を適切かつ効果的に活用するため、令和3年度は、以下の取組を実施しています。

1.指導者用デジタル教科書の導入
分かりやすく、興味関心を高める授業を実現するため、指導者用デジタル教科書を導入しました。大型提示装置等を使って活用していきます。算数、数学、外国語、英語、理科（中学校）、社会を導入しました。

2.学習支援アプリの活用
・SKYMENUCloud
コンピュータ室で活用してきたアプリで、主に授業で使用しています。各自の考えを全体に共有したり共同編集したりするなど、協働学習の充実を図ることができます。

・ラインズeライブラリアドバンス
既に家庭学習用として導入している「ラインズeライブラリアドバンス」をタブレット端末にも導入し、ドリル学習教材として授業の中でも活用しています。
※なお、臨時休業時は本アプリを活用した継続的な学習が可能です。

3.教員研修の実施
ICTの効果的な活用方法を学び、教職員の情報活用能力の差を少なくし、児童生徒への指導を円滑に行うため、定期的に研修を実施しています。令和3年度は、1人1台タブレット端末の導入後、学期に1回以上の研修及び協議会の実施をしています。また各学校において研修の伝達を行い、教職員のスキルアップを目指します。

・ソフトウェア会社、導入メーカーによるオンライン研修会（令和3年8月、9月実施）
・ICT活用推進リーダー連絡協議会（令和3年8月、10月実施）
・Microsoftによるオンライン研修（随時）

4.教育情報セキュリティポリシーについて
教育情報セキュリティポリシーを遵守し、適切に運用するよう研修等を行い、遵守すべき事項の確認や情報発信を定期的に行っていきます。

5.ICT支援員について
授業等でのICT利活用のため、教職員のICT活用指導能力の向上を図るため、ICT支援員の配置を令和4年度より実施する予定です。