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更新日:2019年8月9日
特集暮らしを支えるボランティア
今回は、社会福祉協議会に登録しているボランティアの皆さんに注目し、それぞれの活動について紹介します。
問合せ
社会福祉協議会 (電話)048-769-7111
高齢者の心に寄り添うボランティアの皆さんにお話を伺いました。
平成28年に会を立ち上げ、現在15人で活動しています。主な活動は高齢者施設や独り暮らしのかたのお宅を訪問して皆さんの話に耳を傾けることです。傾聴という言葉を知らないかたも多いかもしれませんが、独り暮らしの高齢者が増えている今、傾聴活動の需要は高まっています。傾聴には安心して話せる雰囲気作りやスキルが必要ですが、私たちがたいせつにしているのは、「心から話し相手をさせていただく」という気持ちです。私たちも人生の先輩がたの話を聞けて勉強になりますし、貴重な経験になっています。傾聴を必要としているかたに私たちの活動が行き届くように、市民の皆さんに広く興味を持ってもらえたらうれしいです。
蓮田傾聴グループ
会長 増子 美智子さん
話し手のかたの話をそのまま受け止めて、共感しながら聴くことです。身体的な理由や核家族化により、会話をする機会の少ない高齢者の需要が高まっています。
社会福祉協議会の事業の協力員として、毎月、独り暮らしをしている高齢者のお宅に伺っています。高齢者が孤立せずに住み慣れた地域で安心して暮らせるように活動を続けています。都内で勤めていたので地域とのつながりが少なかったこともあり、地元の皆さんとの交流を広げていきたいと思い、定年退職後にボランティア活動を始めました。自転車で高齢者のお宅を回ることがよい運動にもなっています。活動を続けて4年になりますが、「ありがとう」と声をかけてもらうと励みになります。私もいつかボランティアの皆さんに支えてもらう日が来ると思います。自分にできる範囲で楽しみながらボランティアを続けていきたいです。
ひとり暮らし高齢者等見守り事業
協力員 山本 耕治さん
民生委員と協力し、月に2回高齢者のお宅を訪問しています。安否確認をしながら、季節の絵手紙などを届け、近況を伺っています。
社会福祉協議会のボランティア活動に参加できるかたを募集しています。詳細は、社会福祉協議会ホームページ(https://www.hasudasisyakyou.or.jp/)をご覧ください。
地域の福祉を支える
障がいの有無に関わらず、誰もが暮らしやすい地域をつくるために活動しているボランティアグループにお話を伺いました。
昭和57年に会を発足して以来、目の不自由なかたのために、広報紙や社協だより、新聞や雑誌の記事、文芸作品などの内容を読み上げて音訳し、音声データを聞きやすいように編集してお届けしています。音訳でたいせつなことは、内容を分かりやすく正確に伝えることです。読み間違いや文の意味が異なって伝わることがないように何度も確認し、写真や図などもイメージしやすいように工夫して説明しています。また、音訳を利用しているかたとの交流会を開催し、利用者の声を聞くことで障がいへの理解を深める機会にもなっています。音訳を必要としているかたや関心を持っているかたに私たちの活動があることを知ってもらい、一人でも多くのかたに活用してほしいです。
声のグループいずみ
会長 山田 治民さん
広報はすだの音訳版「声の広報」の貸し出しを、図書館、社会福祉協議会で行っています。CDプレイヤーやパソコン等で聞くことができます。音訳については、社会福祉協議会へお問い合わせください。
耳が聞こえないことによる不便さや問題について耳の聞こえないかたとともに考え解決していくために、手話を学びながらさまざまな活動に取り組んでいます。会の活動は昭和56年から続いていて、聴覚障害者協会と連携し、学校などの福祉教育にも力を入れています。平成30年1月には蓮田市手話言語条例が施行され、皆さんに手話への理解を深めてもらうための手話講習会なども数多く開催しています。また、耳の聞こえないかたと会員が毎月集まって活動について情報共有をしたり、手話を広めるための取組みについて話し合ったりしています。手話が言語の一つとしてたいせつな役割を担っていることを広めることで、耳の聞こえないかたの不便が解消され、安心して暮らせるように、活動を積み重ねていきたいと思います。
手話・蓮の実会
会長 根本 ひろ子さん
蓮田市手話言語条例
蓮田市手話言語条例は、ろう者とろう者以外の人が手話によってお互いを尊重し理解し合い、手話を使用しやすい地域社会の実現を目的として制定されました。
広報紙をはじめ、依頼された本の点訳版の作成を行っています。30ページ前後の広報紙の場合、点訳するのに約3週間かかるので、みんなで作業を分担して協力し合いながら取り組んでいます。そのほかにも、市内の小・中学校で子どもたちに点字や点訳について教えたり、点訳を学ぶ勉強会も定期的に開催したりしています。私はボランティアを始めて約10年が経ちますが、出来上がったものを読んだかたからの感謝の言葉が何よりもうれしいです。また、活動を通して自分自身もさまざまな本と出会えたり、漢字の正しい読み方を調べて学んだりすることができ、日々勉強になることがたくさんあります。ぜひ若い世代のかたにも点字に関心を持ってもらい、活動にも参加してほしいです。
点訳グループともしび
会員 永久保 輝昭さん
広報はすだの点訳版は、市役所、図書館で閲覧できます。
9月と10月には、点訳ボランティア養成講習会を開催し、点訳グループともしびでいっしょに活動できるかたを募集しています。詳細は、
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合わせください。
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