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更新日:2025年2月13日
「本」と聞くとどんなものを思い浮かべますか。本の形やジャンル、表紙、読んだときの場所、感情…。人によって思い浮かべるものは違うでしょう。
例えば本を読んでいるときの気持ちを思い浮かべてみてください。ページをめくるたびにどきどきしたり、主人公の気持ちに共感したり、読み終わってしまうと寂しくなったり…。本はいつでもさまざまな感情を呼び起こしてくれます。
子どもから大人まで全ての年代で楽しめる読書。ひとりでもふたりでも何人とでも楽しむことができます。子どもどうしで読み合ったり、大人が子どもに読み聞かせたり、子どもから大人におすすめしたり。
今、あなたの心に残っている本はどんな本ですか。さっき読み終わった本、1日前に読んだ本、ずっと昔に読んだ本。日常に読書が寄り添っている人や長い間縁がなかった人など、人によって読書との距離は異なります。
今回の特集では、図書館で手に取ることができる「おすすめの本」を集めました。この紹介をきっかけに、ふだん本を読まない人も、日常に読書が共にある人も、気になる本を読んでみよう、図書館に行って借りてみようと思えるようなすてきな出会いがあることを願っています。
さあ、本を手に取ってページをめくるどきどきを体験してみませんか。
問合せ
図書館(電話)769-5198
図書館で開催された児童文学講演会(1月19日)で講師を務めた絵本作家の大塚健太さんにお話を伺いました。
絵本の作者と聞くと、絵を描いて、お話を書くという人を思い浮かべるかもしれません。私は絵があまり得意ではないので、絵本のお話だけを書いています。
絵本作りを仕事としていますが、高校を卒業する頃までは読書に縁がありませんでした。得意な教科は数学や理科で、苦手な教科は国語。理系一筋だったんです。絵本と関わりが深くなったのは子どもが生まれてからで、子どもの影響を受けて絵本のおもしろさに気が付きました。絵本って大人になって読んでみると、想像していたよりもおもしろくて、自分でも書いてみようかな、と思ったのがこの道を選んだきっかけです。国語が苦手だったのに、言葉を扱う仕事をしているなんて、なんだか不思議ですね。
私は動物を通じて人間のことを表現することが多いです。「うごきません。」に登場するハシビロコウは表情は動かないけれど、感情がないわけではありません。人間にも表情が表れにくい人っていますよね。でも楽しいことや悲しいことをちゃんと感じています。こんなふうに、人間のさまざまな面を動物を通じて表現していくことで、いろんな人がいるんだよと皆さんにどんどん伝えていきたいです。
私の中で本は好きなときに読めるもので、読みたいときに自由に読むことができるものです。本は人から指示されて読むものでも読まされるものでもありません。だからこそ、ふと読みたいと思ったときに手に取れるように、本が生活のすぐそばにあるような人生を過ごしてほしいなと思います。
大塚健太さん(おおつか けんた)
1976年、埼玉県生まれ。
おはなしを手がける絵本作家。
(岩波書店)
アリソン・アトリー:作
松野 正子:訳
ペネロピーは、ある日、古い屋敷の廊下の突き当たりにあるドアを開けた。すると、部屋には、16世紀の貴婦人たちがいた。〈時〉の壁を越えて、現在と過去を往復する少女が見た歴史の真実とは…。
古い石作りの農場での生活感、風景、人々の姿に主人公のペネロピーといっしょに時空を超え、ドキドキ。500年前から続くサッカーズ農場が感じられました。
子どもの本を読む会
(くもん出版)
昼田 弥子:作
シゲリ カツヒコ:絵
強い風が吹く日、お母さんが買い物に行きました。留守番をする姉と弟は、しりとりをして遊ぶことに。ところが外では、2人が口にしたものが、次々と風で飛ばされていき…。圧倒的画力で描く、ナンセンスしりとり絵本。
中身はしりとりです。出てくるものが風に飛ばされるのですが、自分がしりとりする時には出てこない言葉が多く意外性が楽しいです。風の吹く様子がダイナミックに描かれている絵も魅力的です。
蓮田おはなしの会
(ほるぷ出版)
アラン・グラッツ:作
ないとう ふみこ:訳
9歳の内気なエイミー・アン。家ではわがままな妹がやりたい放題で、落ち着くのは図書室にいるときだけ。でもある日、お気に入りの本が棚から消えていた。いったいどうして? エイミー・アンは愛する本を救おうと立ち上がり…。
え?これが悪書なの?多様な価値観のなかで子どもたちの成長が感じられます。
かたつむり文庫読書研究会
(早川書房)
ダニエル・キイス:著
小尾 芙佐:訳
32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリー・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞い込んだ。大学の偉い先生が頭を良くしてくれるというのだ。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに…
※蓮田市図書館の所蔵は改訂版のみ。
奇跡と悲劇。優しい主人公チャーリーの言葉に深い感動を覚えるとともに、人間のエゴや戒めも同時に感じる作品です。
はすだ広報大使 にゃんたぶぅ たくまん
(新潮社)
司馬 遼太郎:著
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学はいっさいせず、歴史や世界の動きなど、物事の原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問に飽き足らなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷の下へ留学するため旅に出る。
時は幕末、新政府につくか会津藩につくか、長岡藩は決断を迫られた中で新政府軍に対抗。本来ならば悲劇的になりがちな維新戦争の長編物語ですが、視点を変えて読むと痛快なお話です。蓮田市図書館サポーター
児童書
(ポプラ社)
原 ゆたか:作・絵
一般書
埼玉 2023~2024
(地球の歩き方)
地球の歩き方編集室:編
(パイ インターナショナル)
大塚 健太:作
かのう かりん:絵
トドに誕生日ケーキを届けることになったカモメ。ところが、おうちから出てきたのはトドによく似たアシカ。次に出てきたのも、これまたよく似たアザラシ。なかなかトドまで辿り着きません。やっと会えたと思ったら…?
(パイ インターナショナル)
大塚 健太:作
柴田 ケイコ:絵
いつもじっとしているハシビロコウ。友達のカバがきても、ヘビがきても動きません。すると、鼻がバナナになったゾウや、うずまき模様のシマウマなど、おかしな動物が次々やってきて……。
(小学館)
大塚 健太:作
くさか みなこ:絵
パンダが大人気の動物園。ある日、パンダが風邪を引いてしまいました。さあ、大変!困った飼育員は、トラに「いちにちパンダになってくれ」と頼みます。「そんなこといわれても~」こまったトラに、飼育員は、あるものを差し出しました。さ~て、どうなるのでしょうか?
(パイ インターナショナル)
大塚 健太:作
柴田 ケイコ:絵
でんにゃはねこの電車。がたんごとん、にゃにゃんにゃにゃん。魚屋さんでごはんを食べたり、屋根の上で昼寝したり、ねずみを追いかけたりと、寄り道ばかり。なかなか目的地に到着しません。
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