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更新日:2023年4月1日
農薬は製剤ごとに動植物や環境への影響等に配慮して「使用基準」が設けられており、長年使い続けている農薬でも、使用回数や使用量等に変更がある場合があります。農薬の使用に当たっては、ラベルに記載されている適用作物や使用時期、使用方法等を十分確認するとともに、農薬用マスク、保護メガネ等の防護装備を着用しましょう。
また、使用した年月日や農薬の種類、使用量などを必ず記録しましょう。
農薬以外にも病虫害を防除するための以下のような方法があります。
これらを適切に組み合わせることで、農薬の使用回数・使用量を減らすことができます。
農薬を使用する際は、周囲の農作物への影響や風の強さ・向き等を確認しましょう。飛散した農薬によって、基準値を超えた農薬が周辺作物に残留してしまうことも考えられます。農薬の防除対象の作物以外に農薬がかからないように細心の注意を払いましょう。
農薬を散布する場合には、散布日時や使用する農薬などをあらかじめ周辺住民、農家に知らせるとともに、散布中も通行人が散布区域に入らないよう立て看板などで知らせましょう。
無人航空機を用いて農薬を散布する場合は、航空安全に関するルールを遵守するとともに、事前に、計画書を提出する等の手続きが必要となります。
詳しくは、以下の埼玉県のHPをご覧ください。
無人航空機を利用した農薬等の空中散布を実施する方へ(外部サイトへリンク)
農薬による危害防止や本来の目的以外の使用・悪用を防止するため、農薬は安全な場所に鍵をかけて保管するなど、適切な保管管理に努めましょう。また、誤飲等の事故を防止するため、小分けは行わず、特に飲料の入っていたペットボトルは絶対に使用しないでください。
農薬の空き容器、空き袋または使用期限が切れた農薬等の処理は、廃棄物処理業者に委託するなど、適切に行いましょう。また、農薬容器や散布に使用した器具を洗浄した水については、散布むらの調整に利用するなどして、河川や排水路に直接流さないようにしましょう。
埼玉県農林部農産物安全課農薬・植物防疫担当(外部サイトへリンク)