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更新日:2023年6月1日
傷病者に近寄る前に周囲の安全を確認し、状況にあわせ自らの安全を確保してから近づきます。
車が通る道路などに人が倒れている場合には特に気をつけます。
傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。
反応がなければ、大きな声で「誰か来てください、人が倒れています」と助けを求めます。
協力者が来たら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。
傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。
傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上り下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。
胸や腹部の動きがない場合、10秒間確認しても呼吸状態がわからない場合、しゃくりあげるような途切れ途切れに起きる呼吸(死戦期呼吸)がみられる場合は「普段どおりの呼吸なし」と判断します。
傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
小児に対しては、両手または片手で、胸の厚さの約三分の一が沈むほど強く圧迫します。圧迫の位置や速さは成人と変わりません。
傷病者の顔面や口から出血している場合や、口と口を直接接触させて口対口人口呼吸がためらわれる場合には人口呼吸を省力し、胸骨圧迫のみ続けます。感染防具を持っていると役に立ちます。
まず気道確保を実施します。片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の二本をあご先に当てて、頭を後ろにのけぞらせ、あご先をあげます。
気道確保したまま、額に当てた指で傷病者の鼻をつまみます。
口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がるのを確認します。
胸骨圧迫を30回連続して行った後に人口呼吸を2回行い、繰り返し行います。
胸骨圧迫と人工呼吸は傷病者が目を開けたりあるいは普段どおりの呼吸が出現したとき、または救急隊が引き継ぐまで繰り返し実施してください。
AEDを傷病者の近くに置き、電源を入れます。
電源を入れたら、以降は音声メッセージにしたがって操作します。
電極パッドは原則、右胸の鎖骨の下および左脇の5~8センチの位置に貼り付けます。貼り付ける位置は電極パッドに絵で表示さていますので、それにしたがってください。
電極パッドを貼り付けると「体に触れないでください」などの音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。
このとき、「みなさん、離れて」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
ショックは不要ですなどの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を開始します。
充電が完了したら「ショックを行います。みなさん離れて」と再度注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。
電気ショックが完了すると「ただちに胸骨圧迫を再開してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従ってただちに胸骨圧迫を再開します。
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蓮田市消防署