更新日：2021年3月1日

公共建築物のアスベスト対策経過

1. 市では、平成17年7月下旬から8月下旬にかけて、市内の全公共施設299棟のアスベスト使用実態調査を行いました。その結果、吹き付けアスベストが使用されていない建物が209棟（70％）、使用の有無が確認できない建物が90棟（30％）でした。
2. その後、この使用の有無が確認できない90棟の建物については、10月から12月上旬にかけて専門機関に分析調査を依頼しました。
3. その結果、アスベストの含有率が国の基準の1％を超えるものが小学校で2校、中学校で1校、その他の公共施設で1施設、確認されました。
4. さらに、アスベストの使用が確認された建物については、空気中のアスベスト濃度測定も実施しましたが、すべて国の濃度基準を下回り、安全が確認されました。
5. 平成20年3月現在、次の学校のアスベスト撤去工事が完了しています。

   アスベスト撤去工事完了施設

   施設名	完成年	使用部分
   黒浜北小学校（校舎）	昭和60年	教室内の露出している梁と階段の天井
   黒浜北小学校（給食棟）	昭和60年	天井
   平野小学校（校舎）	昭和54年	玄関と階段の天井
   蓮田中学校（校舎）	昭和49年	玄関の天井
   綾瀬旧汚水処理場（機械室）	昭和47年	壁、天井
   蓮田中学校	昭和53年	2号館階段裏側
   黒浜中学校	平成3年	プール機械室天井
   蓮田南中学校	昭和54年	階段裏側

6. 過去のアスベストは、「クリソタイル、アモサイト、クロシドライト」の3種類を対象にその対策を進めてきましたが、国内では使用されていないと言われていた「アンソフィライト、トレモライト、アクチノライト」の3種類が他の自治体で検出されたことが分かりました。このため、当市においても新たに「アンソフィライト、トレモライト、アクチノライト」の3種類を対象に成分分析の再調査を実施しました。再調査数は「31施設、88試料」で調査の結果、「31施設、88試料」全てにおいて、新たな3種類のアスベストは検出されませんでした。（平成20年6月5日）

   再調査数

   	施設数	試料数
   学校	12校	61試料
   学校以外	19施設	27試料
   計	31施設	88試料