ここから本文です。
更新日:2023年5月24日
5月に入り暑い日が多くなってきました。こんな日に気を付けなくてはならないのは熱中症です。
体が気温の上昇に慣れていないため、真夏でなくても熱中症になることがあります。
熱中症による死亡事故は毎年発生しています。しかし、熱中症は気を付けていれば十分に防ぐことができます。
一人ひとりが熱中症予防の正しい知識を持ち、自分の体調の変化に気を付けるとともに、周囲の人にも気を配り、早い時期から熱中症予防を呼びかけ合いましょう。
私たちの身体は、血管を広げて外気に体内の熱を放出したり、汗をかいて蒸発させたりして体温を低下させ、体温の異常な上昇を防ぎます。
しかし、外気の気温が高いと体内の熱を放出させることができず、また、湿度が高いと汗が蒸発しないため、熱中症になりやすくなります。
熱中症は外で直射日光を浴びていなくても、気づかないうちに室内でもかかってしまいます。
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。
節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。
周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
のどが渇く前に水分を補給しましょう。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。
ビールなどアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。
寝る前も忘れずに!
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツやお祭りなど、行事を実施する時は、気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
「熱中症予防5つのポイント」のリーフレット(詳細版)(PDF:2,631KB)
「熱中症予防5つのポイント」のリーフレット(簡略版)(PDF:2,504KB)
熱中症対策の一環として埼玉県が推進している事業で、高齢者や子ども連れのかたが日中の外出時に体温の上昇や水分不足により熱中症にかかることがないよう、冷房の入った身近な施設を一時的な休憩所として利用できます。市内には、公共施設10か所(市役所、図書館、中央公民館、中央公民館関山分館、コミュニティセンター、農業者トレーニングセンター、勤労青少年ホーム、蓮田駅西口行政センター、パルシー、ハストピア)の他、民間施設で銀行2か所、郵便局6か所、スーパー・コンビニ23か所、薬局27か所、自動車業1か所が県に登録されています。
詳細は、埼玉県ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
軽度 |
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない |
中等度 |
頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感 |
重度 |
意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない |
救急車を呼ぶべきか、病院に行くべきか迷ったら、埼玉県救急電話相談(#7119)で相談できます。
埼玉県救急電話相談(365日、24時間対応)
#7119(ダイヤル回線、IP電話、PHS、都県境の地域でのご利用は048-824-4199)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ