ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報はすだ > 広報はすだテキスト版 > 広報はすだテキスト版(令和3年度) > 広報はすだテキスト版(2021年5月号) > 広報はすだ2021年5月号・特集(安心をつなげよう高齢者見守り支援ネットワーク)
ここから本文です。
更新日:2021年5月14日
新型コロナウイルス感染症の影響により、外出の機会が減少し、多くの高齢者が自宅で長い時間を過ごしています。高齢者が安心して暮らせるよう、地域の見守りの輪を広げましょう。
問合せ
在宅医療介護課地域包括支援センター(電話)768-3111(内線)198
高齢者見守り支援ネットワークでは、地域住民の皆さんや公的な活動を行う関係機関、高齢者の生活に深くかかわる民間の登録事業者のかたたちが、日常生活や仕事の中で気づいた、高齢者の「ちょっと気がかり」なことを地域包括支援センターへ連絡することで、地域の高齢者を見守っています。
認知症は症状が進行すると、物事を覚えていられなくなるだけでなく、判断力や理解力が衰える、時間や場所が分からなくなる、趣味や好きだったことへの意欲がなくなるなど、生活のさまざまな場面で支障を来すようになります。認知症のかたが地域から孤立すると、生活に困難が生じた場合でも、自身では解決できないこともあります。高齢者見守り支援ネットワークの活動は、認知症のかたを支えるためにも重要な役割を果たします。
高齢者の抱える問題は認知症だけではありません。高齢者見守り支援ネットワークでは孤立や虐待の防止、消費者被害への対応など高齢者とその家族が抱えるさまざまな問題に、地域全体で取り組むことを目指しています。
高齢者見守り支援ネットワークの事務局は、在宅医療介護課内の地域包括支援センターです。地域包括支援センターは、保健師、主任介護支援専門員、社会福祉士などの職員が在籍する高齢者の総合支援窓口です。職員の専門分野を活かし、高齢者に関するさまざまな相談や介護予防事業、認知症サポーター養成講座などの事業を実施し、高齢者に関するワンストップ窓口としての役割を担っています。「ちょっと気がかり」なことがあったときは気軽にご相談ください。
蓮田市高齢者見守り支援ネットワークに登録していただける事業所を募集しています。詳しくは地域包括支援センターへお問い合わせください。
蓮田黒浜郵便局局長
榎戸英人さん
高齢者見守り支援ネットワーク参加団体の活動についてお話を伺いました。
ちょっとした違和感を見落とさないように注意を払っています。例えば毎週1回来る高齢のかたが突然来ない、顔を合わせたとき少し様子が違うなどです。郵便局の業務では印鑑を間違えて持ってきたときや通帳の再発行が多いときなどにも気を付けています。違和感を感じたら、会話で様子を聞いてみます。ふだんから窓口でコミュニケーションをとるようにしているため、小さい変化にも早く気づくことができていると思います。
周囲の高齢者のかたと会話をしてほしいと思います。高齢者が家に引きこもると異変に気づくのは難しくなってしまいます。まずは挨拶などから近所付き合いを持つことがたいせつです。日頃から会話があれば、異変に気づくことや高齢者の孤立化を防ぐことができます。困っている高齢者がいたら積極的に声を掛けて相談に乗ってあげてください。高齢者のかたも困っていることがあれば、すぐに地域包括支援センターや身近な人に相談してください。
高齢化の進む現代では、高齢者の安全な生活を守るために家族だけでなく地域の皆さんによる見守りが不可欠です。日頃から顔を合わせているからこそ気づく異変もあります。下記の見守りポイントを参考にしながら、高齢者が安心して生活できるまちづくりにご協力をお願いします。
◦新聞や郵便物がたまっている
◦暗くなっても電気がつかない
◦何日も同じ洗濯物が干してある
◦同じ話を何度もする
◦今まで挨拶していたのにしなくなった
◦不自然な服装で歩いている
◦自宅への帰り道が分からない
◦怪我やあざが多い
◦介護者に介護疲れの様子がある
◦家の中から大きな声がする
◦ふだん見かけない人が家に出入りしている
◦見慣れない商品を大量購入している
緊急時にボタンを押すと緊急通報センター(委託事業者)に通報が届き、救急車の手配と親族への連絡をします。
問合せ
長寿支援課高齢福祉担当(電話)048-768-3111(内線)136
高齢者の自宅に昼食を配達することで、安否確認と栄養改善を図ります。
問合せ
長寿支援課高齢福祉担当(電話)048-768-3111(内線)136
緊急時に必要な医療サービスが迅速に受けられるよう、かかりつけ医、持病や服薬状況などを記録し、冷蔵庫に保管します。
問合せ
長寿支援課高齢福祉担当(電話)048-768-3111(内線)136
災害時に家族等による援助が困難で、何らかの助けを必要とするかた(要支援者)の名簿登録を進めています。
問合せ
危機管理課危機管理調整担当(電話)048-768-3111(内線)297
65歳以上のひとり暮らしのかたや、障がい等のあるかたへの支援として、自宅から出るごみを戸別収集する制度です。詳しくは環境センターへお問い合わせください。
問合せ
蓮田白岡衛生組合(電話)766・3738
協助会員が高齢者のかたの日常生活のちょっとした困りごとのお手伝いをします(30分300円)。
問合せ
社会福祉協議会(電話)769・7111
75歳以上の社協会員世帯で見守りを希望するひとり暮らし、高齢者世帯のかたを対象に月2回の訪問を行っています(無料)。
問合せ
社会福祉協議会(電話)769・7111
介護マークは、介護をする人が周囲の人に介護中であることを知ってもらい、誤解や偏見を持たれないようにすることで、心理的負担を軽くするためのものです。介護をする人が、認知症の人の下着を購入するときや介護の必要なかたの公共トイレ等の利用補助を行うときなどに、周囲の理解を得るために使用します。介護マークは、各地域包括支援センターで配布しています。
見守りシールは、認知症状等により所在不明となる可能性のあるかたの衣類や携行品に貼付することで、行方がわからなくなり発見、保護された場合でも、登録番号から身元を確認することができるようにするものです。対象のかたの情報は、警察等の関係機関と共有し、早期に発見できる体制を地域で構築しています。利用をご希望のかたは、在宅医療介護課窓口で申請をしてください。
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症のかたや家族を温かく見守る応援者です。認知症のかたとその家族が安心して生活できる地域づくりを目指し自分のできる範囲で活動します。
「認知症サポーター養成講座」を受講すると認知症サポーターになることができます。受講者には「埼玉県認知症サポーター証」が渡されます。
わたしたちにご相談ください!高齢者に関するこんな相談を受け付けています
介護保険を利用したいです
要支援と認定されたのですが、その後はどうすればいいですか
最近足腰が弱くなり、寝たきりへの不安があります
ひとり暮らしで持病もあり、具合が悪くなったときが不安です
母の介護をしていますが、つい声を荒げてしまいます
離れて暮らしている家族の様子が心配です
最近見かけなくなった高齢者のかたが心配です
近所の高齢者のかたが虐待されているかもしれません
体調が悪いときや、家族の介護で地域包括支援センターへ行けないときなどは、地域包括支援センターの職員が訪問することもできます
最近物忘れがひどく、お金の管理に自信がなくなってきました
特殊詐欺の被害に遭ってしまいました
4月より蓮田駅西口行政センター内に蓮田地域包括支援センターを増設し、市内3か所となりました。日常の中で高齢者の「ちょっと気がかり」なことに気づいたときは、担当地区の地域包括支援センターにお気軽にご相談ください。
住所
閏戸1885(特別養護老人ホーム「吾亦紅」内)
電話番号
766-0022
担当地区
井沼、閏戸、貝塚、上平野、駒崎、高虫、根金
住所
黒浜2799番地1(市役所在宅医療介護課内)
電話番号
048-768-3111(内線)198
担当地区
江ケ崎、川島、黒浜、桜台、笹山、城、椿山、西新宿、西城、藤ノ木、緑町、南新宿
住所
本町6-1(蓮田駅西口行政センター内)
電話番号
764-5115
担当地区
綾瀬、御前橋、上、末広、関山、蓮田、東、本町、馬込、見沼町、山ノ内
お問い合わせ