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更新日:2025年4月3日
【堂山公園敷地内の被害にあった樹木】根元にフラス(木くず)
カシノナガキクイムシという虫がナラ類等の樹木(主に樹齢が長い古木)に穿孔し繫殖します。このときに持ち込んだナラ菌(カビの一種)が樹木内部で媒介され、道管が目詰まりし通水障害をおこすためナラ枯れが発生します。
体調4.5~5ミリほどの黒っぽい円柱型の昆虫で、6~7月頃に飛来して樹木に穿孔し産卵します。
この時に出されるフラス(木くず)に含まれる集合フェロモンによってカシノナガキクイムシが集まり、木の根元付近に大量なフラスが排出されるようになります。
羽化したカシノナガキクイムシの幼虫は、翌年の6~8月頃に幼虫となり、新たな樹木を求めて、穿孔した穴から飛び出していきます。
カシノナガキクイムシが入った木は、以下の3つの特徴が見られます。
1.周りの木が緑色の葉をつけている中、被害を受けた木の葉は赤茶色に変色している。
2.直径2ミリメートルほどの虫食い穴が見られる。
3.根元にフラス(木くず)が堆積している。
カシノナガキクイムシはナラ枯れした木の中で繁殖し、健全なナラ類等の木に飛び移ることで、被害を拡大させる恐れがあります。そのため、ナラ枯れした木は、カシノナガキクイムシが飛散する翌年の春までに対処することが推奨されます。
樹木の「ナラ枯れ」が疑われる状況を発見した場合には、埼玉県農林部寄居林業事務所(電話:048-581-0123)まで情報提供をお願いします。
情報提供の際は、「埼玉県ナラ枯れ情報カード」(ワード:34KB)の記載内容について情報を提供してください。
また、ナラ枯れした木は、所有者の方に対処をお願いしています。対処方法は、伐採・焼却処分や薬剤注入等となります。
対処方法にお困りの場合には、下記のリンクを参考にしていただくか、専門業者に相談することをおすすめします。
「ナラ枯れ」被害の仕組みや被害対策などについては、埼玉県森づくり課作成のパンフレットをご参照ください。
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