更新日：2025年4月1日

悪徳商法のいろいろ

キャッチセールス

主な商品例…化粧品、エステ、美顔器、絵画、アクセサリー、健康食品、映画鑑賞券等

路上や街頭などでアンケートを求め、つけこめるところを聞き出し、喫茶店などに連れ込み、教材や会員権等を売りつける商法。

催眠商法（SF商法）

主な商品例…ふとん、電気治療器、磁気マットレス、健康食品等

会場に集めて、卵や洗剤などの日用品をただ同然で提供し、会場の雰囲気を盛り上げた上で、一種の催眠状態になった時に、高額な羽毛布団などをあたかも安いように装って売りつける商法。

マルチ商法

主な商品例…健康食品、化粧品、婦人下着、浄水器、投資・副業等

会員になって自分の下に新しい会員を集め、ピラミッド状に会員が増えるにつれ、高額の収入が容易に得られるといって、消費者を次々と勧誘し組織を拡大していく商法。
最近は投資や副業などを勧誘する、いわゆる「モノなしマルチ」も増加しています。

かたり商法

主な商品例…浄水器、資格講座、ふとん、新聞、消火器、電話関連サービス等

公的機関から来たかのような、紛らわしい服装、言い方で身分をかたり、消火器などを売りつける商法。

霊感・霊視商法（開運商法）

主な商品例…印鑑、祈祷、占い、アクセサリー、数珠等

「あなたの家には悪霊がとりついている」「このままだともっと不幸になる」などといって、相手を不安がらせ、高価な壷、印鑑等を売りつけたり、法外な祈祷料を要求したりする商法。

点検商法

主な商品例…床下換気扇、浄水器、羽毛ふとん、屋根工事、排水管、消火器等

住宅の屋根や床下、排水管などを「無料で点検しますよ」などといって家庭を訪問し、点検結果で状態が悪いと告げて、消費者を不安がらせ商品を売ったり、契約を結び法外な料金を請求する商法。

送り付け商法（ネガティブオプション）

主な商品例…雑誌、単行本、靴下、新聞、海産物等

注文をしていない商品（例えば、福祉を目的としたものなど）を郵便や宅配便を使って勝手に送り付け、商品を返送しなければ買ったものとみなして、代金を一方的に請求する商法。

また、最近は代引きで送られてきたり、一度断ったものが届いて代金の請求を受けるといった事例もある。

特定商取引法改正により、令和3年7月6日から、注文や契約をしていないにもかかわらず、金銭を得ようとして一方的に送り付けられた商品については、消費者は直ちに処分できるようになった。（金銭の支払いも不要）