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更新日:2022年8月12日

広報はすだ2022年8月号・小特集(「蓮田市総合市民体育館大規模改修及びサブアリーナ建設基本計画」が完成しました)

市では、蓮田市総合市民体育館の大規模改修とサブアリーナ建設の計画について、広く意見を求め、使いやすく市民に親しまれる施設とするため、「蓮田市総合市民体育館サブアリーナ建設等検討会議」を設置し、全6回の議論を重ね、令和4年3月に「蓮田市総合市民体育館大規模改修及びサブアリーナ建設基本計画」を策定しました。ここでその概要をお知らせいたします。

問合せ

文化スポーツ課文化スポーツ振興担当(電話)768-4117

計画策定の目的

蓮田市総合市民体育館は、建設から27年経過しております。施設機能の維持向上と維持管理経費の軽減を目的として、策定した「蓮田市総合市民体育館中長期保全計画(以後「中長期保全計画」)」、蓮田市総合市民体育館に不足している施設機能改善を目的とした、「蓮田市総合市民体育館サブアリーナ増築工事基本調査(以後「基本調査」)」に基づき、建物・設備の現状の把握と問題点の整理、課題抽出を行い、蓮田市総合市民体育館の大規模改修及びサブアリーナ建設の方針等を決定することを目的としています。

パルシーの現況把握

パルシーの計画供用期間は、建築後45年(2039年度)ですが、「中長期保全計画」における耐用年数の目標については65年としています。また、「中長期保全計画」の策定にあたり、さまざまな検査を行っています。その中の一つとして、コンクリートの圧縮強度の検査では、建物の強度自体に問題はないという結果でしたが、外壁部コンクリートに中性化が確認されました。中性化がコンクリート内の鉄筋部分まで侵食すると、鉄筋には錆が発生し、鉄筋の膨張、コンクリートのひび割れにつながり、強度も低下します。そのため、定期的に躯体の状態を把握し、中性化防止に留意した外壁改修を行うことで、供用限界期間(80年)まで長寿命化を図ることができます。

中長期保全計画の総合判定

パルシーは建築・電気設備・機械設備それぞれの各項目において、5年以内の対応を要し、全般的な大規模改修の時期を迎えているという判定が出ています。パルシーの天井は、「特定天井」であるため、脱落防止の改修・メインアリーナは床の改修(研磨)・電気設備は、受変電、発電、電灯、通信、防災のいずれの設備も更新が必要です。機械設備では、空調や自動制御、浄化槽に関する設備などについて、更新が必要という結果が出ています。

サブアリーナ建設

サブアリーナ建設は、パルシー計画当初から予定されており、蓮田市第5次総合振興計画に位置付けられている事業です。建設予定地は、パルシー南東部となります。

建設目的は、一般利用はもちろんとして、大きな大会のウォーミングアップ場、練習場所、今後進むと考えられる学校部活動が地域移行した際の活用なども考えられます。また、パルシー同様にイベント会場、ワクチンの集団接種会場としての活用のほか、災害時の活用を考えています。

現在パルシーは、「蓮田市地域防災計画」のなかで地震災害等を想定して、さまざまな物資の集積所とされています。また、緊急時ヘリコプター離発着場にも指定されています。このため、増築するサブアリーナは自衛隊や災害ボランティアの活動拠点、医療救護所、冷暖房設備を備えた避難所などとしての活用が考えられます。また、駐車場エリアには、マンホールトイレ、かまどベンチ等の設置なども検討しています。

施設概要

2階建てで、1階はサブアリーナ(約36m×24m)です。バレーボールコート2面、バスケットコートなら1面、バドミントンコートなら3面、小学生用ハンドボールコートなら1面のとれる広さとなっています。それに加え、多目的室(約8m×11m)、ホール、倉庫、機械室、器具庫、湯沸室、エレベーターを計画しています。2階は観覧スペース、トイレ、倉庫となっています。

工事期間

パルシー大規模改修とサブアリーナ建設の工事期間については両工事を同時に実施する場合、準備期間などを除いて工事期間は、およそ14か月です。大規模改修工事後に、サブアリーナ建設工事を行う場合、サブアリーナ建設後に、大規模改修工事を行う場合は、それぞれ21か月の工事期間を要します。

概算工事費

工事費については、大規模改修とサブアリーナ建設を同時に実施する場合として算出しています。パルシー大規模改修概算工事費及びサブアリーナ建設概算工事費は、下表のとおりです。

工事費の財源

財源については、文部科学省の「学校施設環境改善交付金」や日本スポーツ振興センターの「スポーツ振興くじ助成」などについて検討してまいります。

意見募集の結果

令和4年3月蓮田市議会定例会において、令和4年度蓮田市一般会計予算の採決後に「サブアリーナ建設(増築)について広く市民の意見を求めること、更に、総合市民体育館大規模改修やサブアリーナ建設に関する工事費用や工事期間など議会が求める資料を示したうえで、サブアリーナ建設についての議会の判断を求め、尊重すること」という附帯決議案が可決されました。

これを受け、市教育委員会は令和4年5月20日から6月20日までの1か月間、「蓮田市総合市民体育館大規模改修及びサブアリーナ建設基本計画」に対し、パブリックコメントに準じた自由意見という形での意見募集を行いました。その結果、192件のご意見が寄せられました。内訳としては、サブアリーナ建設に賛成の意見が142件(整備内容に対する意見含む)、サブアリーナ建設に反対の意見が17件、工事期間中のトレーニングルームの継続についての意見(賛成・反対の意見なし)が26件、その他(賛成・反対の意見なし)が7件でした。いただいたご意見の具体的な内容についてはホームページ等で公表します。

今後の予定

令和4年度から5年度にかけて総合市民体育館大規模改修及びサブアリーナ増築工事の基本設計・実施設計委託を行います。予算は、2か年で9020万円の継続費を計上しています。令和4年度分については、1245万8000円、令和5年度分については、7774万2000円です。

概算工事費

大規模改修

17億~18億8400万円

サブアリーナ建設

9億4400万~10億4700万円

合計

26億4400万~29億3100万円

お問い合わせ

所属課室:広報広聴課シティセールス担当

埼玉県蓮田市大字黒浜2799番地1

電話番号:048-768-3111

内線:215