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更新日:2023年2月20日
浄水場の周辺には、10本の深井戸が掘られており、ここから地下水をポンプで汲み上げ浄水場へ送ります。
これらの井戸の深さは250メートルあり、浄水場からの遠隔操作で運転ができるようになっています。
写真は、浄水場内にある1号井で、平成15年に掘替工事を行ったものです。
深井戸から汲み上げられた水(地下水)が、いちばん最初に到着する施設です。
ここで塩素を加えて消毒します。浄水場には、この着水井が2箇所あります。
地下水に消毒剤である塩素(次亜塩素)を注入するための施設です。
ここで、地下水と塩素をよく混ぜます。塩素は地下水の滅菌消毒と、その中に含まれている鉄やマンガンを酸化させ、ろ過機でろ過しやすくします。浄水場には、この接触池が2箇所あります。
地下水に含まれている鉄やマンガンをろ過して取り除き、きれいな水にします。1機で1日最大5,000立方メートルの水を処理することができます。浄水場には、この急速ろ過機が4機あります。
埼玉県企業局から購入している水(県水)を浄水場に受入れるため、綾瀬川・見沼代用水を渡る水管橋です。
蓮田市の水道水は深井戸から汲み上げる水(自己水)が約15%で、残りは埼玉県企業局で浄水処理された水を購入しています。これは水質の維持や水量の確保、地下水の汲み上げによる地盤沈下を防ぐことなどによるものです。
ろ過機でろ過された水(浄水)と県水は、いったんここに貯えられます。浄水場にはこの配水池が6池、黒浜地区にある配水池場に1池あります。
水道水の使用量に合わせて、配水池の水を市内にくまなく送り出すための設備です。
写真は浄水場にある陸置型ポンプで4台あります。その他浄水場には水中ポンプが4台、黒浜配水池場には水中ポンプが3台あり、定期点検や故障時でも安定して水を配水できるように運転管理をしています。
水道水をつくることも、それをみなさんへ送ることも電気がなければできません。もしもの、落雷などによる電気の供給停止に備え、浄水場内で電気を作るための設備です。
写真は、浄水場にあるガスタービン発電機で重油を燃料としています。平成14年度に更新されたもので、浄水場で必要な電力をまかなうため、750KVAの発電能力を備えています。その他、黒浜配水池場には、灯油を燃料とするガスタービン発電機(300KVA)があります。
浄水場全体の運転管理、10箇所の井戸と黒浜配水池場の遠隔操作を行う部屋です。
操作卓のモニターには全ての情報を表示することができ、常時1名以上の職員が監視と操作に従事しています。
写真左側の盤は、遠隔操作のためのテレメーター装置が収められています。
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