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更新日:2025年3月7日
4月は、入学や進学、就職などに伴い生活環境が大きく変わることにより、10代から20代を狙った性犯罪や性暴力の被害に遭うリスクが高まる時期です。
政府では、毎年4月を「若年層の性暴力被害予防月間」とし、期間中、地方公共団体、関係団体との連携・協力の下、性犯罪・性暴力の問題に関する取組を一層強化するとともに、若年層の人権尊重のための意識啓発活動や教育の充実を図るなど各種取組を集中的に実施します。
性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、被害者の心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼす許しがたい人権侵害であり、決して許される行為ではありません。また、同意のない性的行為の強要は、いかなる理由・関係性であってもすべて性暴力です。
被害者にも加害者にも傍観者にもならないために、性暴力に関する情報をみんなで共有して、社会全体で性暴力をなくしていきましょう。
また、困ったり悩んだりしている人は、ひとりで抱え込まないで、相談窓口にご相談ください。
親切なふりをして近づいたり、アイドルやモデルになりたい心情を利用するなどして、AV出演や性的な行為を強要される被害が起きています。
女子高生をターゲットとして、モデルやアイドルのスカウト、高収入アルバイトへの応募をきっかけに、性的な行為を強要される被害が起きています。
睡眠薬などのクスリを飲み物や食べ物に混ぜて、意識をもうろうとさせ、抵抗できない状況にさせられて、性暴力の被害に遭うケースがあります。
お酒を飲ませ酩酊状態になり、抵抗できない状況にさせられて、性暴力の被害に遭うケースがあります。
SNSで知り合ったアイドル・モデル等になりすました相手から、言葉巧みに誘導され、自分の裸の画像を送信させられたり、相手に誘い出され、わいせつな行為をされたりするなどの被害が起きています。
身体的な暴力だけではなく、精神的、経済的、性的な暴力があります。「好きだから」「嫌われたくないから」という気持ちが先立って、自分では暴力と気づけないケースがあります。
もしも、性暴力の被害にあってしまったら、証拠を残しておくことが大切です。できるだけ早めに警察や相談窓口に相談してください。
検査を受けることや、これからどのようにしたらよいかなど、あなたの不安に寄り添いながら、支援を行う公的な相談窓口があります。
また、性的な言動でモヤモヤを抱えているような場合にも相談窓口に相談してください。
ひとりで悩まず相談してください。安心して相談できる窓口があります。プライバシーは守られます。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(内閣府)(外部サイトへリンク)
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