ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報はすだ > 広報はすだテキスト版 > 広報はすだテキスト版(令和6年度) > 広報はすだテキスト版(2024年11月号) > 広報はすだ2024年11月号・特集(火の用心~いのちを守る備えと行動~)
ここから本文です。
更新日:2024年11月14日
空気が乾燥し風が強く吹くこれからの季節、気温も下がるため、暖房器具の使用や料理で火を使うことが増えるなど、日常生活で火災発生のリスクが高まります。
全国で放火を含めた火災は年間約3万6000件。火災の死者数では約7割のかたが住宅火災によって命を落としています。
住宅火災は財産を奪うだけではなく、自分の命やたいせつな人の命を失う原因にもなりえます。もしも自分が当事者になってしまったら…。火災を自分たちの身近に潜むものとして捉え、ふだんの行動やいざという時の対応策を見直してみませんか。
問合せ
消防課予防係(電話)048-768-1109
出火の原因は「自分はだいじょうぶ」という油断にあります。日頃から防火を意識し、自分の行動を振り返ってみましょう。
火のそばを離れない。
周りに燃えやすい物を置かない。
許容電流を超えるタコ足配線はしない。
コンセントの上にほこりをためない。
寝たばこはしない。
吸い殻は火を消して灰皿へ。
就寝前に消す。
周りに物を置かない。
高温な場所に放置したり、充電を長時間し続けない。
落下などの強い衝撃を与えない。
段ボールや古紙など、燃えやすい物を屋外に置かない。
ごみは決められた日の朝に出す。
火災は、目で見たり臭いを感じたり音を聞いたりなど、五感によって発生に気づくことが多いです。しかし、寝ているときや物事に集中しているときは火災に気づくことが遅れてしまうかもしれません。住宅用火災警報器は煙や熱を感知して、火災の発生を知らせます。
住宅用火災警報器を設置している場合はしていない場合と比べて死者数が半減しています。
住宅火災では、カーテンや衣類などの布製品に火種が移ることで燃え広がっていきます。火災の発生や拡大を未然に防ぐ方法の1つに、布製品などに着火しにくく、着火しても燃え上がらない加工を施した防炎品の使用があります。防炎品を選ぶ際は、防炎ラベルや防炎製品ラベルがついているか確認しましょう。
日頃から防火を意識していても、実際火災を目の前にすると、パニックを起こしてしまうかもしれません。身を守るためのポイントを押さえ、落ち着いて行動できるようにしておきましょう。
身を守るためのポイント
火元が確認できる(視界が利く)。
炎が自分の背丈や天井よりも小さい。
ポイント
まずは落ち着いて周囲の安全と避難経路の確認をしましょう。
確認ができたら、周りに火災を知らせながら消火器で消火します。
一つでもあてはまったら避難!
火元が確認できない(煙の充満等で視界が利かない)。
炎が自分の背丈よりも大きかったり、天井に届いている。
ポイント
周りに火災を知らせながら避難しましょう。
一般住宅で使用しやすいように開発されており、ホースが無いものや軽量で扱いやすく、火元が狙いやすいものがあります。
いざというときのために、家庭に消火器を備えたり、近くにある消火器の場所を確認しておくことや消火器の使い方を知っておくことがたいせつです。
ポイント
誰もが見やすく、使いやすい場所に置きましょう。
湿気の多い場所や日の当たるところは避けて、転倒しないように置きましょう。
ポイント
持ち物などにこだわらず、身の安全を確保してください。
一度逃げたら戻ってはいけません。
逃げ遅れた人がいる可能性があれば、消防隊に伝えてください。
消火の途中で消火剤がなくなったり、炎が天井まで届いてしまったら速やかに避難します。
煙には一酸化炭素が含まれており、吸いすぎると中毒で身動きが取れなくなります。煙は空気より軽く高い所からたまっていくので、姿勢を低くして逃げましょう。
手順1
火災であることを伝えます。
手順2
火災の発生場所(住所)を伝えます。
分からなければ、近くの目標物等できるだけ詳しく伝えましょう。(例:○○学校の北側等)
手順3
何が燃えているか伝えましょう。(例:住宅の1階台所付近が燃えています等)
手順4
逃げ遅れた人や、けがをした人の有無を伝えましょう。
ポイント
オペレーターの質問に沿って落ち着いて話していきましょう。正確な情報が伝わると早めの消火につながります。
もしも火災が起きてしまった場合は、冷静に行動することが重要です。今回の特集で紹介した内容を踏まえて、火災を予防するためのルールを作っておきましょう。
火災は自分たちだけの問題ではなく地域の問題にもなります。いざというときに助け合えるご近所付き合いや周囲の環境の把握など、日頃から防火の意識を地域に向けることもたいせつです。自治体等で行われる防災訓練やイベントに参加したり、消防団のかたと話してみると、つながりの輪が広がります。
令和6年9月29日に元荒川河川敷公園(椿山)にてゴムボート取扱訓練が実施されました。団員たちはゴムボートの組み立てから水上での操船まで、一連の作業をお互いに確認しました。
消防団とは非常勤特別職の公務員として活動する、市内に住んでいるかたや働いているかたで構成された地域の防災リーダーです。消防団員は消防職員と異なり、ふだんは会社員や自営業、学生、主婦など仕事や学業を持ちながら、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から駆けつけ、消火・救助活動を行います。平常時は地域の自主防災組織等の訓練指導、救命講習指導、機械器具の点検などを行い災害に備えています。消防団の活動は地域の防災に欠かせない重要な市民活動です。
問合せ
消防課庶務係(電話)048-768-1020
人数
計136人(うち女性7人)
分団数
団本部と全6分団
今回、消防団員歴20年を超える大ベテラン中山さんと、令和6年度入団の新人須藤さんからお話を伺いました。
消防団の活動を20年以上続け、今では副団長という立場になりました。ふだんは市内で造園業をしています。日々の暮らしと訓練を両立させることに苦労するときもありますが、いつもお世話になっているかたや生まれ育ったこのまちを思うと力が湧きます。仕事や消防団の活動を通じて、地域のかたとのつながりを深めてきました。
今後も、このつながりを生かして、防災の知識や技能を広め、大好きな蓮田をより安心・安全なまちにできるよう活動していきます。
就職を機に蓮田に引っ越してきました。災害のニュースが相次ぐ中で、万が一のときは自分も動けるようになりたい、蓮田で仲間・友人を作りたいという思いから入団を決めました。不安もありましたが自分と同年代のかたも多く、皆さん親切に教えてくれるので安心して活動できています。消防団は地域のためと思っていましたが、自分自身の防災意識向上にもつながっていると感じます。今後はさらに技能や知識を身に着け、地域の防災に貢献していきたいです。
火災や災害が発生したとき、地域を守るためにいち早く現場に駆けつける消防団。迅速な消火活動や救助活動により私たちの安全な生活を支える地域のヒーローです。
いつ起こるか分からない災害に対応するには消防職員だけでは限界があり、地域の実情や地理に明るい皆さんの力が必要です。いざというとき、守られるだけではなく、たいせつな家族や地域をいっしょに守りませんか。
市内在住または在勤の18歳以上のかた
Q どうすれば入団できますか?
A まずは電話でお気軽にお問い合わせください。
Q ボランティアですか?
A いいえ、各種報酬があります!
お問い合わせ